固め濃い目

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【書評】あなたも大丈夫?「脳が冴える15の習慣」で実践したいことメモ

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最近脳みその衰えが心配な固め濃い目です。定年までボクの思考回路は持つのでしょうか。

物忘れがあったり、注意力が散漫だったり。20前後の年だったらもっと出来てたよなぁと思うこともできなくなったり。昔流行った脳トレでもやってみるか?と思いつつも、根本的に何をすることが脳を活性化させることに繋がるのか?を知りたくなりました。

 

今回読んだのは、「脳が冴える15の習慣」です。

 

 

読んでみると「なるほどな」、と思うところが随所にあったので、箇条書き的に自分が大事だと思ったところをメモしていこうと思います。

 

 

 

脳を活性化させる朝の過ごし方。足・手・口を動かす

朝一定の時間に起きて太陽の光を浴び、夜はできるだけ早く寝る習慣をつけると脳の活動も安定してくる。脳は同じパフォーマンスを一定で発揮できないので、脳が活発に働く時間と休む時間の周期を合わせる必要がある。

散歩や片付け、料理や音読などを朝にすると血液が脳に回り効果的

 

生活の何処かに「試験を受けている状態」を持つ

集中力や頭の回転は、「上げよう」と思っても上がらない。脳の基本回転数を上げるには、時間の制約が必要。一度脳の基本回転数を上げると、その状態が暫くは続く。そのために「試験を受けている」状態を一日に何回作るかが大地になってくる。仕事以外のプライベートも大事にすることで、ダラダラ仕事をしないで時間制約をつけて仕事ができる。結果、脳の回転数が上がる状態に持ってくることが出来る。

夜は時間を蓄える時間。睡眠中の「整理力」を利用する

寝ている間も実は脳は動いている状態。外部からのインプットは寝ている時間はないので、一時的に保存していた記憶をより永続的な記憶に変換したり、思考の整理をしている。そのため、睡眠時間を削って勉強や仕事をするのはかえって非効率的である。

家事こそ「脳トレ」。雑用を積極的にこなそう

脳を鍛えようと思った時、特に重要なのは前頭葉。前頭葉は、眼や耳から入力された情報を処理する。入力された情報や記憶された情報を組み合わせ、思考や行動の組み立てを行い、カラダに命令を出す、いわば司令塔のような役割。前頭葉を来るときには、司令を出し続ける体力を高めることが大事。前頭葉の体力が落ちてくると、やれば出来るのにやらない人。感情の欲求にしたがってダラダラ過ごすようになってしまう。毎日自分を律することが大きな困難にも負けない耐性をつくる。前頭葉の主要な活動は、「選択」「判断」「系列化」。部屋を片付けるときには、この3つを使うので脳トレに繋がる。

自分を動かす「ルール」と「行動予定表」を作ろう

脳の力を最大限に発揮させるためには、取り組む問題をできるだけ限定し、集中できる環境を作ること。忙しい人は雑用に時間を取られすぎてメインの仕事に集中できなかったりする。そうならないために、サマツな選択。判断を効率化させるためのルールが必要。

また、脳の力を最大限発揮させるには、自分の行動予定表を書くことも有効。そうすることで、行動を意識して行う力が強まり、なんとなく行動して失敗したり、忘れ物をすることがするなくなる。

忙しい時ほど「机の片付け」を優先させよう

思考の整理はものの整理に現れる。忙しい時ほど身の回りの整理をすることが大事になってくる。整理ができないと優先順位をつけることもできず、タスクを片付けることもできなくなってくる。思考を整理し優先順位をつけることで頭の混乱も防ぐことが出来る。

意識して目をよく動かそう。耳から情報を取ろう

PCやスマホの画面をずってみていることは脳にとっては良くない。平面に映しだされた情報を見ているだけでは脳みそが機能しなくなってしまう。1時間に1回は目を動かすことが大事。目のフォーカス機能を使うことで、脳が活性化される。更には視覚的情報を遮断された状態で耳から情報を得る訓練をすることも大事

「報告書」「まとめ」「ブログ」を積極的に書こう

脳への情報の入力、情報処理、出力の確認をすることで脳が活性化される。見聞きした情報をすぐに忘れてしまう場合、入力する機会が少ない場合が関係している場合がある。人が脳に入力したい情報は、見ただけの情報、聴いただけの情報ではなく、体験の中で五感をフル活用してとらえた立体的な情報である場合が多い。これらを使える記憶とするために、情報の出力を意識して情報を取ることが大事になる。これらを書くことで、体験したことを刻みこむことが出来る。

 

メモや写真などを手がかりにして、長い話を組み立てよう

何かを思い出す時「えーっと」という考える時間があるが、その時間が大事。忘れかけていたことを思い出し、言語化しようとする努力が、系列化する訓練になる。自分で写真をとっておき、それを示しながら話すことで訓練にもなる。

「たとえ話」を混ぜながら、相手の身なって話そう

表現力豊かに話すことは、脳機能を高める上で非常に有効な手段。表現力豊かに話すためには、相手の身になって話すことが大事。自分の話が本当にあいてに理解されているかを常に気にかける努力をすることが大事になる。相手の身になって考えることは、脳に揺さぶりをかけて前頭葉を鍛える有効な訓練になる。その上で有効な習慣は例え話をすることである。

 

脳のためにも、適度な運動と「腹八分目」を心がけよう

カラダを動かさない時に必要以上食べると肥満に繋がるし、カラダの負担も増えてくる。高血圧になることで脳に血液も回りづらくなり、脳が働くなってしまう。適度な運動をし、腹八分目を心がけることで健康を向上し、脳の活動を下げさせないことが大事。

定期的に画像検査を受け、脳の状態をチェックしよう

画像検査により、脳の病気を発見出来るだけなく、問題のある機能も分かる。脳の病気を早期に発見させるためにも定期的に画像診断を受けることはいいこと。 

「失敗ノート」を書こう。自分の批判者を大事にしよう

脳の問題を自覚する最も良い方法は、自分がした失敗を分析すること。特に繰り返しする失敗には、脳の悪い使い方や機能の低下がわかりやすく現れている。小さな失敗の中に大きな失敗を未然に防ぐ警告が含まれている。失敗を起こした時になんとなく考えてるだけではダメで、一度書いて並べてみると傾向が見えてくる。

人から指摘された問題点をまとめることも大事。良くする失敗や問題行動は自分よりも周りが見えていることが多い。指摘を受けたなら記録をとっておき、冷静なときに見返すことで失敗の傾向をつかむことが出来る。

 

ひらめきは「余計なこと」の中にある。活動をマルチにしよう

ひらめき、想像力、クリエイティブな才能は、脳の総合力である。有効なアイディアを生み出し続けるためには、知識や語彙力を高める努力をすることが大事になる。アイデアを生み出しやすくする方法は、

  • 「何の役に立つか」ではなく「誰の役に立つか」を重視して考える
  • アイデアは情報の組み合わせと考える
  • 書くことによって情報を脳に刻みこみ、まとめをしながら考える

このポイントを強化するために有効な習慣は、「活動をマルチにする」こと。色んな場面で様々な職種、世代の人たちと交流し、相手の身なって考えることで有効なアイデアをつかみやすくすることが出来る。

 

人を好意的に評価しよう。時にはダメな自分を見せよう

意欲は人間の活動のアクセルにもブレーキにもなる。意欲を高めるためには周りの人達からの評価を受けることが大事なる。「できてあたり前」という感覚になりすぎて評価をされず、失敗した時批判をされてしまうようでは意欲は上がらない。小さい事でもいいから評価を伝えること大事。人を好意的に評価する。特にダメな自分を見せることで、周りから評価されやすくもなる。ダメな自分を見せることで、小さな成果でも周りから努力の結果であるという評価をしてもらいやすくなる。

 

まとめ

ざっと書き出してみたけど、普段の生活の一部をちょっと意識するだけで脳の活性化に役立つポイントが幾つもあるんだなぁと思いましたよ。特に相手を意識して情報をインプットすることや、新しい体験を意識して増やすことは脳の活性化にも繋がるし、自分の生活が豊かになることにも繋がりそうだなぁということで即実践してみます。

また、ブログを書くことも活性化に繋がるんですね。これも去年からはじめたことなのでうまく続けられるようにしていきたいなと思います。

本の中身も非常に読みやすく、2時間ぐらいあれば読めてしまうので、一度読んでみてはいかがでしょうか!