仕事をする前に、読んでおきました。
この本はライフネット生命の出口CEOが書かれていたリーダー論の本になります。
ボクの会社の立場はマネージャーなのですが、今まで順調進んでいた仕事が、部下が変わったことによって思うように進まなってきていたところでした。
2015年はマネジメント能力に不安を覚えてきていた時期だったので、仕事が始まる前に何かしらマネジメント論について読んでおこうと思っていました。
Amazonの書評もものすごく評判が良かったので読んでみましたが、これがボクにとって非常に気づきが多い本でした。非常に”あたりまえ”のことが多く書いてあるのですが、その”あたりまえ”がいかに大事かが身にしみてわかる良書だと思います。
権限範囲を示さない仕事の振り方が「丸投げ」である
「任せる」も「丸投げ」も似ているようです。ボクは基本的に自分で仕事を抱えず、部下に振り分けることを意識していました。が、この本を読んでボクのやり方は「丸投げ」だったなと反省しました。
- 丸投げ、、、指示があいまい。「なんでもいいから適当にやってくれ」
- 任せる、、、指示が明確。権限の範囲が明確。「君にはこういう権限を与えるのでこういう結果を出してほしい」
この文章を読んで、今までの自分のやり方を猛省しました。
ボクのやり方は指示は出していたけども、「権限」は与えていなかったことに気づきました。
上司がすべき労務管理とは「部下に権限を与えたうえで、的確な指示を出すこと」
これもまた心が痛いキーワードでした。指示は出していたけど、「的確だったか?」というところに関しては自分自身クエスチョンマークがつきます。また、本にはこうも書かれています。
「的確な指示」とは、双方向のコミュニケーション
- 指示を出す側、、、「部下が動きやすいように、具体的かつ的確な指示を出す」
- 指示を受ける側、、、「指示の内容が理解できるまで聞き直す。偽りのない報告をする」
この双方向のコミュニケーションというところまで、できていたかなぁと考えるとやっぱり疑問が残りますね。結局「こうやってくれ」っていう一方通行の伝達しか出来ていなかったのかもしれません。
他にも、、、
- 「みんなで話し合って決める」はなぜ悪いか?
- あえて「異質な社員」に仕事を任せる切実な理由
- 報告・連絡・相談は「上司が部下に行う」もの
- 部下の短所は「ほうっておく」
など、色々目からうろこなことがたくさん書かれていました。
明日からの仕事ではまず、「権限の付与」と「双方向のコミュニケーション」部分を意識して取り組んでみたいと思います。
部下を持ったら必ず読む 「任せ方」の教科書 「プレーイング・マネージャー」になってはいけない (ノンフィクション単行本)
- 作者: 出口治明
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2013/11/22
- メディア: 単行本
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